熱可塑性マウスピースと形状記憶マウスピース素材の適合の違い
- 尾島賢治 / スマイルイノベーション矯正歯科
- 4月20日
- 読了時間: 3分
歯科医院で製作するいわゆる「マウスピース」は、プラスチックの板を熱して、模型にプレスして縁を切って製作するものです。従来のマウスピース矯正は、この「熱可塑性」のマウスピースを使用していました。
しかし、現在銀座さくら矯正歯科では、「形状記憶」マウスピースを使用しています。
これは、製作の際に模型を必要とせず、3Dプリンターで直接マウスピースをプリントして作られます(ダイレクトプリントマウスピース)。
2022 年の The Korean Journal of Orthodontics に発表された Dr. Kim らによる「Comparison of Dmensional accuracy between direct-printed and thermoforned aligners」の論文の中で、熱成形されたマウスピースよりもダイレクトプリントされたマウスピースの方がより正確で精密で
あることが示されました。

熱可塑性のマウスピースとダイレクトプリントのマウスピースの大きな違いの一つは、アンダーカット部の適合です。熱可塑性のマウスピースは、歯型モデルに熱を加えて柔らかくするマウスピースシートを圧着して作られます。その結果、歯のアンダーカット部や細かい部分への適合が難しいという課題があります。しかし、3Dプリンターで直接プリントするダイレクトプリントマウスピースは、細部やアンダーカット部にもよく適合するため、製作が可能です。熱可塑性のマウスピースでは歯のグリップが弱い部分も、製作方法が異なるダイレクトプリントマウスピースでは歯に適合性を向上させることができ、治療の幅が広がる可能性があると考えられています。
銀座さくら矯正歯科では、ダイレクトプリントのマウスピース(形状記憶マウスピース)を使用しています。患者様にとっても良い点がたくさんありますので、今後のブログでもお話ししていきます。
現在銀座さくら矯正歯科では第5世代の形状記憶アウスピース矯正(シェイプメモリーアライナー)を採用しています。院内で製作するため院長の治療計画の意図をそのまま反映できる他、製作の面でも時間がかからず、口腔内スキャンしてから最短1週間で患者様にマウスピースをお渡しすることができるようになりました。
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